裾野市(歴史)概要: 中世に入ると大森氏、葛山氏といった国人領主が支配し、特に大森氏は室間時代には駿東郡から箱根道、芦ノ湖周辺を支配するまでに勢力を広げました。最盛期には小田原城主となり広大な領地を支配しましたが明応4年(1495)、北条早雲により小田原城を奪取され衰退しました。葛山氏は駿河国守護職の今川氏に従属することで地位を確立し最盛期には駿東郡から富士七郡の一部まで領土を広げました。しかし、葛山氏の支配地域は今川、武田、小田原北条氏の領土に接していたこともあり常に不安定な情勢となり次第に衰微していったと思われます。今川氏が滅ぶと武田氏が支配し、天正10年(1582)に武田氏が滅ぶと徳川家の領土となっています。
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